どこの倉庫に荷物を入れれば、スムーズに出荷できるか。それが、倉庫担当として一番考えなければならないことです。一見、簡単そうに聞こえるかもしれませんが、実はこれが難しい。どの倉庫を見渡しても、荷物が目いっぱい埋まっている中で、どれだけの荷物が出ていくかを予測し、どんな荷物をどれくらい入れるかの計画を立てていく。その予測が大きく外れると、荷物が溢れ、倉庫に収まりきらないという事態も起きかねない。そりゃもう、入社当時は荷物を溢れさせたり、ひとつの倉庫にトラックの渋滞をつくったり、よく怒鳴られていました。でも、経験を積めば積むほど、自分で予測ができるようになってきて、おもしろくなってくる。「今日はうまくまわったよ」なんて現場から言われたときは、一番うれしいですね。自分が頭を使って考えて、綿密に計画を立てたことで現場がスムーズにまわったんですから。

倉庫全体を把握する、司令塔の役割が倉庫担当の仕事。

倉庫担当の仕事は、入出荷業務の管理全般です。製造工場よりFAXやメールできた入庫・出荷依頼書を見れば、「どの商品がいくつ必要か」がわかります。また在庫に関しても、「どこの倉庫に、どれだけ在庫があるか」がわかる。すべてはデータで管理されているため、要は、現場に足を運ばなくても、数字面での状況を把握できますし、それをもとに現場に指示することもできる。でも、やっぱり数字だけではなく、現場に足を運んで実際に動向を確認することで、より的確な状況把握ができると思うんです。現場をグルグルまわって、倉庫の空き具合や荷車の状況とか、現場の人たちの仕事量など、自分の目で見ながら実感していく。そうすることで総合的に判断して、均等に現場の仕事量を調整したり、時には配置転換をおこなっていく。倉庫担当というと一見、モノだけを取り扱っているように思われますが、実際は、人が相手の仕事。全体を見渡しながら、現場の人たちにいかに気持ちよく働いてもらえるかを考えていく、司令塔みたいな役割ですね。

大十にしかできない仕事を、増やしていく。

前職は大手物流会社で、仕分け作業をしていました。日々の業務は確立されているため、基本的に同じ仕事の繰り返し。言われた仕事を、言われたとおりにする。時間が経つのが、とにかく長かった。今はというと、ボーっとしている暇は一切ないですね。とにかく考えて考えて考え抜かなければ、仕事が円滑にまわらない。お客さんにも、現場のスタッフにも、皆に迷惑をかけてしまう。裏を返せば、私自身が考え抜いて立てた計画がうまくいけば、皆に喜んでもらえる。毎日うまくいくわけではないけれど、「明日はもうちょっとこうしてみよう」と、自分なりにいろいろ工夫できるところに、おもしろみを感じていますね。

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